シロアリの習性を利用しながら
コロニー(巣)を根絶
新しい餌場を見つけると、フェロモンで仲間を誘導するシロアリの習性を利用。シロアリが好むように調製した薬剤を次々と摂取させ、薬剤がコロニー(巣)全体のシロアリにいきわたることにより、数か月ほどで根絶させます。

人に、ペットに、周辺環境に、
高い安全性を確保
使用する薬剤は、ヒトや哺乳動物、鳥類への安全性が非常に高く、しかも薬剤を散布しない独自の投与法により、周辺環境への放出量は極めて微量です。また、使用済みの薬剤は、厳密な管理のもとに回収、処分します。

シロアリ防除の専門家による、
まったく新しい管理システム
セントリコン・システムは、セントリコン・テクニカル・マスター認定の資格を持ったプロフェッショナルが施工を担当。薬剤を散布して処理を終了することなく、調査、駆除、予防という一貫した流れにより、大切な家屋を長年にわたって、守り続けます。

設置[セントリコン・ステーション]
まず、シロアリによる被害の有無や活動範囲を事前に調査します。状況を確認したらステーションを地面に埋めて設置し、シロアリの活動を調べます。
![設置[セントリコン・ステーション]](images/gr_img1.jpg)
調査[モニタリング]
ステーション内に収めたモニタリング・デバイス(餌木)を定期的に点検して、シロアリの確認や食害の有無などの状況を調べます。
![調査[モニタリング]](images/gr_img2.jpg)
巣の根絶[ベイティング]
シロアリを確認したら、餌のように調製した薬剤を入れたベイトカップを設置して、シロアリに薬剤を摂取させます。コロニー(巣)の全体に薬剤が行き渡り、数カ月で巣を根絶します。
![巣の根絶[ベイティング]](images/gr_img3.jpg)
再発防止の監視[再モニタリング]
巣を根絶してからも、引き続き定期的にステーション内を監視し、別の巣からシロアリが来ていないか確認します。
万が一シロアリが確認されたら、すぐにベイトカップを設置して巣を根絶します。
![再発防止の監視[再モニタリング]](images/gr_img4.jpg)
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シロアリは、すでに十分に豊富な採餌場が確保されていても絶えず新しいエサを探します。
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このことから、どのシロアリも埋め込まれたセントリコン・ステーションのモニタリング・デバイス/ベイト剤に接触することが予想できます。
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職蟻はコロニー内で、すでに確立されているすべての採餌場をランダムに回ります。
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採餌する職蟻は、既存のすべてのエサ場をランダムに回ります。つまり、すべての職蟻がセントリコンで使用しているベイト剤と接して、それを摂取する機会を持つでしょう。
ベイト剤には有効成分であるノバフルムロンが含まれています。



ランダムな採餌と個体間の栄養交換とによって、最終的にすべての巣の仲間が致死量のノバフルムロンを摂取することになるでしょう。
ただし、コロニーの大きさと季節によって、コロニー根絶までの期間は異なります。

国土交通省の住宅の品質確保の促進などに関する法律第58条第1項の規定に基づき、地盤の防蟻処理として認可を取得。同法の評価方法基準(平成13年国土交通省告示第1347号:平成19 年6月改正)に基づき2007年12月12日に認定番号847を取得しました。
日本で
セントリコン・システムが
採用されているところ
- ● 比叡山延暦寺
- ● 浅草浅草寺
- ● 妙心寺塔頭長慶院
- ● 長法寺 赤山禅院 など

ダウ・アグロサイエンス(米国、インディアナ州)が開発したセントリコンは、2000年7月に米国政府が制定した「環境に優しい化学」(グリーン・ケミストリー) 分野における最高の栄誉とされる、2000年米国環境栄誉賞(プレジデンシャル・グリーン・ケミストリー・チャレンジ・アワード)を受賞しました。
米国で
セントリコン・システムが
採用されているところ
- ● ホワイトハウス
- ● アメリカ合衆国議会議事堂
- ● 自由の女神
- ● ミッドウェイ環礁国立自然保護区の建物
- ● 独立記念館
- ● イオラニ宮殿 など
使用する薬剤は昆虫の脱皮を阻害するもので、脱皮する生物だけに優れた効果を発揮する毒性の低い薬剤になります。容器内の薬剤は、カギで閉じて管理。居住者・ペットのほか、環境にもやさしい安全性の優れたものになっています。
バリア工法(薬剤)は、建物内へ侵入するシロアリの遮断(予防)と、生息するシロアリの駆除が目的です。そのため、土中などにある巣はそのままになり、シロアリが再侵入してくる可能性があります。根本的な解決のために、巣の根絶を図ります。
シロアリの活動時期や地域・被害の状態、容器内のエサを摂取する状況にもよりますが、コロニー(巣)の全体に薬剤が行きわたり巣を根絶できるまでの期間は数カ月でしょう。
薬剤からきついニオイが出ることはありませんので、ご安心ください。
薬剤を散布する工法のような、施工後の換気は必要ありません。
巣を根絶しても他の巣からエサ場を求めてシロアリが侵入してくる可能性があるので、定期的な管理でシロアリの活動状況を監視し、新たな被害を未然に防ぎます。